2025年8月23日
【創刊に向けてのご挨拶】
この度は「さむらい通信」にご登録いただき、誠にありがとうございます。
SAMURAIビジネスコンサルティングは、中小企業、特に保険代理業の経営課題を
解決するパートナーです。今号では、喫緊の課題と実務ですぐ使える対策をお届け
します。
【保険代理業の喫緊の課題は何か】
保険代理業を取り巻く環境は急速に変化しています。金融庁の指導強化、3大損害
保険グループ体制の進展、そして一連の不祥事は、代理店経営にも大きな影響を与
えています。外部環境の動向を把握し、貴社の戦略を見直すことが不可欠です。
ご覧になられた方も多いと思いますが、損害保険会社の度重なる不祥事件を受けて、
金融庁で以下のような会議が開催され、その内容が金融庁HPに掲載されています。
「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に 関する有識者会議」
2024 年6月25日
https://www.fsa.go.jp/singi/sonpo/houkokusyo.pdf
金融審議会「損害保険業等に関する制度等ワーキング・グループ」(第6回)議事録
令和6年12月13日(金曜日)10時00分〜11時20分
https://www.fsa.go.jp/singi/sonpo_wg/gijiroku/20241213.html
一連の損害保険会社による不祥事件の内容は以下の通り。
1.兼業代理店による保険金不正受給(ビックモーター事件)
2.大企業契約における保険料談合(カルテル問題)
3.乗合代理店における保険会社からの出向者による不正情報取得(個人情報漏洩問題)
有識者による議論において、これらの不祥事件が生じた原因につき議論されています
ので、まだご覧になっていない方は是非ご確認下さい。
私の見解では、これらの真の原因は、保険会社に起因するものと考えています。
それに関しましては、拙著「保険後進国ニッポン」(日本橋出版)に詳しく記載させ
ていただきましたので、ご関心のある方は合わせて、ご覧いただければと思います。
「書籍に関する情報はコチラから」
https://nihonbashi-pub.co.jp/news/315
専業代理店にとっては、傍(はた)迷惑な話とも言えますが、今後の業界対応による
影響は、皆さま方にも及んできます。
先ずは、外部環境である業界と、日本経済の動きをよく見て、自社の専業代理店とし
ての方向性を明確にしておく必要があります。
保険代理店の経営者は、今後の方向性を見極め、実務に直結する具体策を早期に整え
ることが求められます。
考えられる課題は大きく6つです。
1.企業ドメインを明確にしたビジョン策定
2.人材育成
3.生産性向上
4.代理店規模拡大
5.DX推進
6.多角化経営
貴社では、上記課題にどの程度取り組んでいますか?
広域代理店は、これらの対策を進めていますが、難易度の高い課題ほど外部リソース
活用が鍵です。
次号では、課題別の 具体的な実践事例を深掘りします。
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