さむらい通信(企業向け)第4号

今回は、企業にコンサルタントは要るのか!④として、「コンサルタントの正しい選び方」をお送りします。

■コンサルタントの正しい選び方
「コンサルタントに頼んだが、正直よく分からなかった」「立派な資料は出てきたが、会社は何も変わらなかった」 経営者の方から、こうした声を聞くことは少なくありません。
一方で、
「第三者が入ったことで、経営判断が一気に進んだ」「もっと早く相談すればよかった」
という声があるのも事実です。この違いは何でしょうか。

答えは明確です。
コンサルタント選びの時点で、成否の8割が決まっているからです。

■ よくある「間違った選び方」
・有名だから
・資格を持っているから
・話がうまいから
これらは判断材料の一部にはなりますが、決定打にはなりません。
本当に重要なのは、「自社の状況に合っているか」この一点です。

■ 良いコンサルタントに共通する特徴
良いコンサルタントほど、次のような姿勢を持っています。

  • 経営を「部分」ではなく「全体」で見ている
  • 経営者の言葉にならない不安を、課題として整理できる
  • 耳の痛いことも、はっきり伝える
  • 提案だけで終わらず、実行まで関わろうとする

逆に、「計画は作るが、実行はすべて会社任せ」というスタイルには注意が必要です。

■ 失敗しないための7つのチェック
コンサルタントを検討する際は、最低限、次の7点を確認してみてください。
1.自社と同規模・同業種の支援経験があるか
2.診断だけでなく、改善・実行まで関与するか
3.現場(社員・業務)に入る前提があるか
4.数値(KPI)で成果を確認する仕組みがあるか
5.財務・人事・法務などを横断的に見ているか
6.契約内容と役割分担が明確か
7.「この人なら本音を話せる」と感じられるか
最後の「相性」は、意外と軽視できません。経営は、人と人の信頼関係の上に成り立つからです。

■ 経営にも「健康診断」が必要
医療と同じように、経営にも 「いきなり治療」ではなく「まず診断」 が必要です。
・どこが悪いのか
・どこは健康なのか
・優先順位は何か
これを整理するのが「会社ドック(経営診断)」の考え方です。

■ ワンストップ × ハンズオンという視点
本当に成果につながるコンサルティングは、この2つが揃っています。

・経営全体を一体で見る【ワンストップ】
・現場で一緒に動く【ハンズオン】

■ まとめ
スポーツの世界では、コンサルタントにあたるものがコーチと言えます。
そして、プロフェッショナルなプレイヤー、さらに一流のプレイヤーほど、コーチに拘ることは周知の事実でしょう。一般人のゴルファーでも、コーチにつく人はいます。それが、合理的で、スコアアップを達成する近道であることを知っているからでしょう。
では、なぜ企業の経営者は、経営コンサルタントを活用している人は少ないのでしょうか。
スポーツ界での、コーチの役割は、そのスポーツを上達させる合理的なメソッドを教示するだけでなく、プレイヤーのメンタルにも影響を及ぼしています。これに関しては、経営者と経営コンサルタントの関係も同じです。
企業経営においても、確立された理論やメソッドは存在し、孤独である経営者のメンタルケアも必要です。
成功した経営者の中には、これを自身にあった形で実践した人が多いと考えられます。
残念ながら、国内の中小企業では、周りに事例がすくないため、経営コンサルタントの活用に至っていないケースが多いのではないでしょうか。
衰退している日本経済の原因の一つであるとも考えられます。

次回からは、「会社ドックを受けましょう」をシリーズでお送りします。

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